職人兼現場監理の時代から新生昭和アルミ株式会社へ

2001年3月、昭和アルミニウム株式会社(以下、旧昭和アルミ)は親会社である昭和電工に一部事業を吸収され、解散することになりました。
旧昭和アルミの中で利益率の高かった、アルミ製品、型材などの製造加工部分だけの一部だけが吸収されました。それ以外のアルミテラスハウス、アルミサッシ、カーポート、断熱材、アルミサイディング、冷凍庫、パネルハウス、ビニールハウス、キッチンのシンクや洗面台等々、利益率が薄くて採算がとれない製品を生産していた部門や赤字部門の子会社を全て解体して消滅させてしまったのです。その当時12以上あったグループ会社のうち採算性が良く、利益率の高い5つの会社だけが昭和電工に吸収され、それ以外のグループ子会社は解散し消滅しました。
特にアルミサイディングやアルミサッシなどの建材部門はかなりの薄利で、徹底して製品単価を下げないと市場では受け付けてもらえず、採算のとれない部門でした。

そんな折、
旧昭和アルミグループの子会社で、アルミサイディングの施工監理の仕事に従事していた私が、直接、お客様から相談を受け、工事をさせていただいた施主様や建築家の方々から
「深澤さんが今まで、住宅の外壁リフォーム工事をされたところはとても素晴らしく、そんな会社を消滅させるなんて、現在、外壁塗装をして失敗された方や雨漏りや腐食で悩んでおられる一般消費者にとって、また、これから外壁リフォーム等を考えられる方々にとって、よりどころの会社がなくなるのは非常に残念です。何とか、存続できないのですか? 私たち一般消費者として、昭和アルミさんに出逢えて、助けてくださった!本当に良かったという心境で感謝しているのですよ!」という涙が出るような多くの声援を頂きました。
その声に後押しされ、
西暦2004年6月に 新生、昭和アルミ株式会社社名変更をして再スタートするに至りました。

『昭和アルミ』というブランド名は昭和電工が取得した商標特許の権利だったのですが、その権利の有効期限が満了する時期と昭和アルミニウム株式会社が吸収され消滅する時期と同じ時期でしたので、その『昭和アルミ』という名称と『外壁リフォーム工事事業の昭和アルミ』の商標を取得しました。
新しい会社の社名を『昭和アルミ株式会社』として再スタートしました。
当時、責任者として従事していた者はそれぞれの部門を独立して会社を設立し、その連合体で、今日の昭和アルミグループになっております。昭和アルミ株式会社として、『最初からやり直し』をするという前向きな考えで今日まで来ました。

企業は小さい規模の時は良い品質の工事はできるのですが、大企業になると、小回りが利かなくなったり、企業運営経費が大きい負担になるので、工事品質を保つ為のコストを削減するようにしたり、製品品質のランクを落としたり、企業を倒産させないような視点になってしまいます。
それでは本末転倒です。一番重要な工事品質を落とさないよう、製品だけを流通するのではなく、『製品+施工工法』原則の経営方針でスタートしました。

したがって『アルミサイディングの製造メーカー』というよりは、特に施工工事方法の『SOIV工法※』をメインにして、『外壁リフォームの専門メーカー』という立場で進んでいこうと、決意しました。

※SOIV工法:昭和アルミ外断熱通気性外壁工法の略で日本で唯一の当社だけの独自工法です。