地元の商工会のリフォームフェアーがあり、たまたま、板金職人コンテスト優勝で日本一の板金職人さんがいる会社の担当者の話を信用して施工したところ不具合があり指摘したところ、

実際に工事をした、職人は俺は悪くない、自分は人様から日本一と認められた技能で工事をしているので、施主様から、喜ばれるのは当然で、今回は、明らかに『いちゃもん』をつけられた。施主様の方は素人考えで、工事の事を何も知らないクレーマーだと非難して、話にならない…と怒って、失礼な態度で、現場を放り投げて、帰っていったとのこと。
施主様はリフォームの業界は怖いところだと言っておられました。

こんな話は数えきれないほどあります。

竜巻被害

数年前に埼玉県越谷市でおこった竜巻で、金属ルーフやガルバリウム鋼板の金属サイディングを施工してあった住宅でしたが、2階の屋根が吹き飛ばされて、青空が見えてしまっており、その金属ルーフや金属サイディングも風で吹き飛ばされた被害状況がテレビ中継で放映されていました。

その吹き飛ばされた被害住宅のすぐ隣の竜巻の通り道で、竜巻の直撃を受けたながら、何の問題もなかった住宅が一軒だけありました。

この何の問題もなかった住宅は、弊社で外壁リフォームをしていただいた住宅ですが、当初、お隣の住宅はガルバ製の金属ルーフの屋根リフォームをしているのですが、やはり、1年前に施工したばかりなのに赤錆が発生して腐食しているので、弊社のアルミルーフなら腐食しないという理由でその工事を希望していました。

しかし、風に弱いという旨を説明をしまして、アルミルーフはしない方が良いと、説明しました。

屋根については屋根塗装も何もしないで、現在の屋根材の塗装が劣化して、反ってきてくれた方が屋根内部の防水シートの表面の通り道となっている部分をつたわって、

屋根の重ねの隙間の間から水分が外部に逃げやすい構造になり、屋根を支えている防水シートを貼ってある、野地板という木材が腐食しにくくなり、長持ちして良いというアドバイスをしました。

屋根にお金をかけるのであれば、外壁の方にお金をかけたほうが良いという提案をして、弊社のSOIV工法のアルミサイディングであれば、強風対策の部材も使用している内容の説明をし、その他のメリットとして、住宅の結露や湿気の対策、シックハウス対策にもなるという機能や効果についてもお話をさせていただいきました。そうしてSOIV工法による施工をさせていただきました。

被害があったすぐお隣の住宅と同じように竜巻の直撃を受けたのですが、何もしなかった屋根も飛ばされる事はなく、新しく施工したアルミサイディングは、何かが竜巻風で飛んできて、ぶつかった凹みが何箇所かありましたが、大きな問題も起きる事がなく 竜巻被害には遭いませんでした。

こちらの施主様から竜巻がを直撃した日の翌日、「昭和アルミさんのいう通り、ご近所のような金属ルーフの屋根リフォームをしなくて本当に良かった!」とお電話をいただきました。

アルミサイディングを施工前は、地震が起きた時のように、風が吹いてくる度に揺れていた住宅ですが、施工後、強い風が来ても揺れが感じなくなり、最近、地震があった際にも、その揺れも以前ほどは揺れなくなり、何よりも今回の竜巻の直撃を受けても何の問題も起きなかったとのこと。

60年の下見張り住宅

先日、三重県の津市の山奥にある別荘地のアルミサイディングのリフォーム工事の見積りに行ってきました。築60年経った建物ですが、野地板は全く問題がなかったです。

ただ、外壁が杉板ですので、杉板が経年劣化でぼろぼろになっておりましたが、杉板を下見張りしてありました。杉板の重ね貼りしてある外壁構造で、雨水が杉板の重ね部分から外部へ排出しやすくなっており、そのため建物内部側の木材壁や木材のプリント合板は思っていたよりもかなり綺麗で、木材強度も確保されている状況でした。

やはり、木材は湿気の呼吸が常に出来ているような良い環境ですので、家の内部は、新しくリフォームする必要がないくらい素晴らしい状態でした。

とても60年経っているとは感じないほど綺麗で、高級感が漂う家で年数と共に価値が上がってきており、部屋の中の空間の空気も綺麗な感じで、この家を買いたいと思わせる住宅の内部の様子でした。

施工後発生した不具合の責任は

外壁塗装後、住宅が腐食したり、雨漏りがするようになったとしても、また、アルミサイディング工事やガルバリウム鋼板製の金属サイディングを施工後、白蟻が発生したとしても、一般消費者である工事注文者側より訴えや苦情を言われたとしても国の基準や他の業者と同じように施工しているので、施工側の責任は一切責任がない。

裁判するのなら、勝手に裁判にしなさい、どうせ裁判で訴えても手抜き欠陥リフォームと証明する事ができないのだから

…と言われ、とても納得できないが、泣き寝入りしかないのか、と追い込まれてしまったり、どうして良いかわからないと悩んでいる方からのトラブル相談が、日本全国から100件、200件と数え切れないほどのお問い合わせがあるのが現状です。年々増加の一途を辿っているような感じです。

二年前にガルバリウム鋼板のリフォーム施工を依頼したが、施工後一年で白蟻が発生した、という方が相談に来られました。

弁護士8人の方々に相談したが、損害賠償請求はできないと8人全てに断られ、財団法人全国住宅リフォーム紛争処理センターに紹介された弁護士にも断られてしまい、相談者である施主様自身が今度は弁護士を立てずに、本人訴訟したいという相談でした。

まず、訴訟手続きの方法、

どの民法の

【不法行為に当てはまる法令なのか】
【瑕疵担保責任に関する法令なのか】
【契約義務違反に関する法令なのか】
どれをを基に訴訟を進めていくのか

それに関する専門家としての不具合事実の証明説明書を『建築士の資格をもっている鑑定員でもある調停員に理解できるような内容』で記述する。
白蟻が発生している原因を明記しながら、その原因が国の定める正しい基準の工事方法だったとしても、白蟻が出てしまう原因の内容の工事であったと認めざるを得ない証拠書類を本人に訴状に記載するようにアドバイスしました。

また、重要な瑕疵、工事会社でなければ見つけられない重要な瑕疵を見つけた場合に、『重要な瑕疵の既成事実』があるのにそれを原告人に報告しないという、報告義務違反が被告人側にあれば、『瑕疵担保責任』に相当する法令で、訴訟する。
さらに、いくつかの隠れている不法行為に相当するものは表に出てくるようにもっていく等々アドバイスをさせていただきました。
結果的に裁判所は施工会社に100%非があると認め、被告の業者に損害賠償としてやり直し工事を命じる判決がでました。

しかし流石に1年以上時間がかかりました。

施主様からは泣き寝入りするところでした、本当に助かりましたという涙ながらの感謝の言葉を頂きました。

このような事例は一件、二件ではありません。
国の基準や業界の通例が壁になって泣き寝入りするしかない状況まで、追い込まれて相談に来られた方に、解決に導けるようにアドバイスをさせていただいていますが、全てがこのようにうまくいくとは限りません。

やはり、現場における工事の工程、不都合が出る工事方法がどのような工事内容なのかを、現場の事をよく知っている専門家がそばについていて、尚且つ原告側の揺るぎない強い意志の『正義は必ず勝つ』という強い信念と意志がなければ、このようには『悪』はうまく暴けないです。

結果的に不具合を起こしているから訴訟に発展しているのに、国の基準通り、また、業界の通例通りの工事内容だから、訴訟を起こされても問題はないと思っている

企業側についている建築士や現場施工管理技士も多いのも事実です。(だからこそ、訴訟に発展する)

また、現場の作業でどのような事が起きていうのかという点や実際に行われている工事の内容や技術的な事を知らない、と言いますか、現場の事がわからない、建築設計士も数多いので、どこが、間違いなのかわからないので、国の基準通りの工事をしているから問題はないと思っています。

通常の弁護士は、こういった問題はお金にもならないので、訴訟に発展しないケースが殆どです。
私のアドバイス、相談はもちろん私は弁護士ではないので、無料のボランティアです。
現場で起きている事実を調査した上で物の見方、考え方を変えてもらわないと被害者は増える一方です。(現場で起きている真実は隠されたままです。)

業界の誤った通例や自分達の業界を守る事を優先しするのではなく、一般消費者を守る秩序ある業界(社会)にするよう意識開拓をしていくという視点に立ってほしいものです。

日本の公的機関にリフォーム詐欺に遭った被害者を救う窓口は、残念ながらありません。公益財団法人全国住宅リフォーム紛争処理センターというものがありますが、必ずしも公平中立に機能しているか疑わしいところがあります。

本当に困っているリフォーム詐欺にあった消費者・被害者に対して、的確なアドバイスや解決策の知識や知恵もなく、被害者を救う手立てがなく、弁護士を紹介するという流れになります。被害者の方々は、悪質リフォーム工事にお金を使い果たして弁護士費用を払うお金の余裕もないのに。そのようなアドバイスしかないとは。。。

救ってあげなければならないのに、窓口がないので憤りを感じている次第です。